この場所、または現在 -時間と空間、そして観点の変化-

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2007年3月16日 – 4月28日

キュレーター: Heather Christensen(ヘザー・クリスチャンセン)
アーティスト: Valerie Magarian(ヴァレリー・マグライアン)、Wade Kavanaugh(ウェイド・カヴァナフ)、Diane Tanchak(ダイアン・タンチャク)、Kieran McGonnell(ケーラン・マックゴンネル)、Suzi Matthews(スージー・マシュー)、Aidan Costello(アイダン・コステロ)、Taliah Lempert(タリハ・ランバート)


オープニング レセプション3月16日(金)午後6時~8時
アーティスト/キュレーター トーク4月7日(土) 午後6時~8

イセ・カルチュラル・ファンデーション・ギャラリーでは、ヘザー・クリスチャンセン、キュレーションによる、「この場所、いま現在」展 開催致します。
この展覧会ではニューヨーク在住の7人の作家による絵画、ドローイング、ビデオ、インスタレーションなど、16点の作品をご紹介致します。
「この場所、いま現在」展では、私たち現代人の抱える問題、自己の成形、その変化をコンセプトとした作品が展示されます。

ヴァレリー・マグライアンは、コミュニティーの中の個人の存在を意識してペインティングを制作します。画面には、無重力空間に漂う肉体や、有機的な線や模 様で構成された世界が広がりをもって表現されています。人間の意識や本質といったものは、個人の思考や、経験、社会的立場、またはそれらが合成されたもの であり、マグライアンの作品には、これらの要素がコラージュされています。

ウェイド・カヴァナフによる全長70フィートにも及ぶインスタレーションは、マンハッタンを南北に走るブロードウェイをイメージして制作されたものです。 イセギャラリーがブロードウェイの丁度真下に位置する事から、この大型彫刻作品は時間と空間を地上と地下で共有するメタファーとして捉えられます。

ダイアン・タンチャクの木炭で描かれた廃車の無機質さには危機感さえ覚えます。また、この絵には背景が描かれておりず、それによって見る者は何がどのよう に起こったのかその背景が分からないまま、想像をかき立てられる事でしょう。タンチャクの作品とは反対に、タリハ・ランバートはモノの整形美や特性を捉 え、静物として描いています。精密に描かれた自転車からは本来の動きや、実用性を感じ取る事が出来ます。

ケーラン・マックゴンネルはエンパイアステートビルを二つのレンズを通して観察し、隣り合わせに描いています。数字が敷き詰められ描かれたスージー・マシューの作品は、メディアに支配された大都会の鳥瞰図のようにも見えます。

アイダン・コステロは、大量に流通している雑誌から人体のイメージを切り抜きコラージュを制作します。これらの人体からは、顔の部分がさらに切り抜かれ、 他の人体のイメージと重なり合う様に配置されています。この作品には、アイデンティティーに関する自問がコンセプトとして含まれています。

この展覧会では、現代社会における我々自身の自己の捉え方、また、その変化の内外的要因を例証していると言えるのではないでしょうか。

www.neitherherenornow.com

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