Kohei Kobayashi 3

KK3

2002年3月22日 ー 4月20日

キュレーター:山本ゆうこ (展覧会開催時、白石コンテンポラリーアート所属。現在は自身のギャラリー山本現代を運営。)

アーティスト:小林耕平

イセカルチュアルファンデーションは、キュレーターをサポートするプログラム、 プログラムフォーエマージングキュレーターズ(PEC)を通し新進気鋭の展覧会企画者及び現代美術作家達を応援しています。当プログラム企画2回目となる今回は、白石コンテンポラリーアート(SCAI)の山本ゆうこ氏を招き、日本のビデオアーティスト小林耕平を紹介致します。小林はアメリカでの初個展となる‘Kohei Kobayashi 3’にてビデオを元にしたインスタレーション形式で、映像作品を紹介します。

小林はビデオ作品の中で、グリッドで区切られた小室のなかで蠢き続ける人物の影や、無重力状態を想わせる場所に人間の身体箇所を組み合わせた動態的物体を登場させ、独特な世界を表現しています。その映像作品には音声は一切含まれていませんが、画面上のその幽霊にもみえるモノトーンの残像と共に、拭いきれないノイズ音を脳裏に抱かせます。その蠢く物体/人物像は鑑賞者自身の記憶の中のドッペルゲンガー(亡霊、実体のないもの)ともとられ、作家は現代社会に向けられるその個人的かつ独特な無味乾燥な観点を、私達の潜在意識内に深く印象づけます。

小林耕平は愛知県立芸術大学油科を卒業し、現在は日本にて制作をしています。小林は映像をつかうアーティストとして注目され、グループ展でも作品を発表、大学を卒業した年には福井ビエンナーレ8にも参加しました。個展も名古屋で行い、今回のNY初個展後は静岡県にて個展が予定されています。また、名古屋にあるArtSpaceDotの自主運営メンバーのひとりでもありました。

今回のゲストキュレーターである山本ゆうこ氏は、現在白石コンテンポラリーアート(SCAI)に所属し、日本を拠点に活躍中です。過去に、東京のレントゲンクンストラムにて日本の現代美術作家展を企画し、ヤノベケンジや小谷元彦等をする他、様々なスペースでの展覧会も手掛けています。

KK1 KK2