主旨と沿革

イセ・カルチュラルファンデーションNYは1984年に非営利団体として設立し、ニューヨーク、ソーホー地域に位置するイセ・ギャラリーにおいて新進キュレーターや若手アーティストに発表の場を提供し支援活動を続けてきた。

設立後、国際的文化交流を支援するための様々な展覧会を企画/開催し、日本をはじめアジア諸国のアーティストをアメリカに紹介する「アジア芸術シリーズ」と題したプロジェクト等を展開。

2002年 からは「PEC(ペック)プログラム(Program for Emerging Curators:プログラム・フォー・エマージング・キュレーターズ)」と題した企画公募プログラムを開始。PECプログラムにより選ばれた世界各国の新進 キュレーターは、広さ約2000スクエアフィートのイセ・ギャラリースペースで、自身の企画展覧会を開催した。このプログラムは13年間に渡って続けられ、これによって世界各国の新進キュレーターが意欲的かつ独自の展覧会を実現し、世界へ羽ばたく足がかりとした。

また新進アーティストのための公募として「美術学生展覧会」と「ISE NY Art Search」の2つのプ ログラムを開催。このプログラムは、世界のアートの中心ともいえるニューヨークのイセ・ギャラリーにおいて作品発表の場を提供することにより、美術学生、及び新進アーティストを支援する目的でスタートした。 「美術学生展覧会」は2005年度から2012年度まで毎年夏に、「ISE NY Art Search」プ ログラムは2013年に開始された。この公募展のために毎年、美術館のキュレーターやディレクター、インディペンデント・キュレーター、美術評論家などニューヨークの アート界で活躍するプロフェッショナルを審査員として招待。授賞式は各界のプロと美術学生/新進アーティストの貴重な交流の場ともなった。

またイセ・カルチュラルファンデーションNYは、アーティスト・トーク・イベントとしてアレックス・カッツ氏、森万里子氏、ジャック・ピアソン氏、篠原有司男氏等著名なアーティストを招待し、レクチャーを開催し好評を博した。

イセ・カルチュラルファンデーションNYのこのような展覧会やイベントは、ニューヨークタイムズ、ニューヨーカー、アート・イン・アメリカ、タイムアウト・ニューヨーク、ビレッジ・ボイス等の著名な新聞、 美術雑誌等にも掲載され、高く評価されてきた。

イセ・カルチュラル・ファンデーションNYは2015年1月より新住所 315 West 33rd Street, Suite 9D, New York, NYに移転。この移転に伴い、これまで行ってきたギャラリーの運営によるキュレーター、アーティストへの支援活動から、主に助成を通じて世界のアートを支援する新しいプログラムへと活動内容を転換する。

2015年5月、イセ・カルチュラルファンデーションの長年の功績が評価され、在ニューヨーク日本国領事館髙橋大使より在外公館表彰を授与される。

イセ・カルチュラルファンデーション NY